仙さん、和田監督にエール「楽天より阪神の方がチャンスがある」

[ 2015年2月18日 06:10 ]

和田監督(右)は楽天・星野SAと話し込む

 高血圧による体調不良のため15日から2日間、静養していた阪神・和田監督が17日から現場復帰した。午前9時40分頃に球場入りすると、笑顔でグラウンドへ。この日、対戦した楽天・星野仙一シニアアドバイザー(SA=68)から飛ばされたゲキにも呼応し、高らかにセ界制覇と日本一を宣言した。

 「体調は全然、大丈夫! まあ…“全然”と言うこともないけど」

 復帰初日から精力的に動いた。まずはメーングラウンドで、この日から屋外フリー打撃を開始したゴメス、マートンの状態を確認。ノックを受ける新井にも目を配った。それが終わると、即座にブルペンへ移動。藤浪の背後に立って声を掛け、1軍昇格初日の守屋の投球にも熱視線を送った。その後はメーングラウンドへUターンし、練習試合を指揮。その動きには、気力がみなぎっていた。

 そして、この日の試合を観戦した楽天・星野SAは戦力が整った古巣に大きな期待を寄せた。

 「阪神は(優勝の)チャンス。きょうは若いのばかり出ていたけど。今年、来年を逃したら難しくなる。とにかく一つになって、(優勝を)つかまえることだな。楽天より、阪神の方がチャンスがある」

 その言葉を報道陣から伝え聞いた虎将は力強く応じてみせた。

 「(星野SAのゲキに)もちろん、我々もそういう気持ちでやるしね。(星野SAの言葉を)肝に銘じて。今年、来年と言わず今年ですよ」

 戦士の休日を終えた指揮官。開幕へ向け、アクセルを踏み込む。

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