“ミスター・カブ”バンクス氏 埋葬か火葬かの結論出る

[ 2015年2月18日 18:19 ]

在りし日のアーニー・バンクス氏 (AP)

 1月23日に83歳で死去したアーニー・バンクス氏については疎遠となっていた妻と同氏が亡くなるまで身の回りの面倒を見ていた世話人との間で、埋葬か火葬かで裁判沙汰となっていたが、米メディアは17日、シカゴ市に届け出た死亡証明書に記載があったとして、妻の主張していた埋葬という裁定が下ったことを報じた。

 “ミスター・カブ”の愛称でシカゴ市民から愛されたバンクス氏は生前、メディアに対して自分が死んだら遺灰をカブスの本拠地であるリグレー・フィールドにまいてほしいと火葬を希望。世話人はその故人の遺志を尊重するつもりだったが、家族と法的効力を持つ文書を前に成すすべもなかった。

 惜しくも心臓発作でこの世を去ったバンクス氏は黒人リーグを経て53年にカブスへ入団すると、以後、同球団一筋で19年間プレー。通算成績は打率2割7分4厘、2583安打、512本塁打、1636打点。MVP、本塁打王、打点王にいずれも2度ずつ輝き、77年には米国野球殿堂入り。82年には背番号14が球団初の永久欠番となった。

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