元中日・山崎氏がレーサー転身 夢はF1も体重「ハンデ」

[ 2014年7月24日 05:30 ]

背番「7」が刺しゅうされたレーシングスーツを着用し、ポーズを決める山崎氏

 中日、楽天などで2度の本塁打王に輝いた山崎武司氏(45)がカーレーサーに転身する。23日、都内で会見を開き、トヨタとスバルが開催する自動車レース「トヨタ86レース」参戦を発表。26日に富士スピードウェイで行われる第6戦でデビューする。

 現役時代はスーパーカーで球場入りし、ミニカー約5000台を収集するなど大の車好きで知られる山崎氏。昨季限りで現役引退し、今年3月に国内A級ライセンスを取得していた。背番号7がついたレーシングスーツで登場し「このまま終わりたくない。何かで勝負したかった」と挑戦の理由を説明。「1軍初打席のような緊張感がある。野球ではなかなか楽しめなかったので、楽しく、周囲に迷惑を掛けず、事故なく、いい成績を挙げられれば」と抱負を述べた。

 心配な点は現在113キロ前後の体重だ。他のレーサーは60キロ前後で「大きなハンデ。友人は皆あきれている。福留孝介(阪神)からも“マジでやるんですか?”と言われた」と笑う。それでも既にサーキットで3度試走。高まる注目の中「球界でも人気と実力が伴わない選手がいっぱいいる。そうならないようにしたい。(将来の夢は)おこがましいけどF1に出ますか」と山崎節全開だった。

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