BC信濃・大塚監督活動自粛 大敗試合後に暴力行為か

[ 2014年7月24日 05:30 ]

今年3月のファンミーティングで、質問に答える大塚晶文監督

 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグの信濃は23日、日米で抑え投手として活躍した大塚晶文監督(42)が選手に行き過ぎた指導を行ったため、活動自粛処分を科したと発表した。球団は具体的な行為を明らかにしなかったが、暴力行為があったとみられる。

 リーグ関係者によると、21日に新潟県糸魚川市美山球場で行われた新潟戦に1―16で大敗した後、ミーティングで暴力行為があった可能性があるという。関係者は「地域に支えられたリーグの理念を理解しない醜態で、非常に残念だ」と話した。26日にリーグの懲罰委員会が開かれ、リーグとしての処分が決まる。これを受けて、球団は処分期間などをあらためて検討する。

 大塚監督は球団を通じ「指導者としてあるまじきものであり、決して許されることではありません。心から反省しております」とのコメントを発表。当面はコーチ兼任の竜太郎外野手(38)が監督代行を務める。

 大塚監督は近鉄と中日、パドレスとレンジャーズで活躍し、日米通算176セーブをマークした。右肘手術からの復帰を目指して昨季途中に信濃入りしたが、肩や指を痛めて登板はなく、今季から監督に就任していた。

 ◆大塚 晶文(おおつか・あきのり)1972年(昭47)1月13日、千葉県生まれの42歳。96年ドラフト2位で近鉄入団。98年に最優秀救援投手賞を獲得。03年に中日に移籍し、同年12月にポスティング・システム(入札制度)でパドレス入り。06年から2年間はレンジャーズでプレーした。06年の第1回WBCでは守護神を務め、胴上げ投手に。07年7月に右肘を故障し同12月以降、6度の手術を経て昨年6月に信濃に入団。今季から監督に就任した。1メートル82、92キロ。右投げ右打ち。

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2014年7月24日のニュース