延長11回で野村采配ズバリ「競ったゲームは絶対勝つ気持ち」

[ 2014年7月24日 05:30 ]

<ヤ・広>11回表2死一、二塁から会沢の右前打で赤松が勝ち越しの生還。捕手・中村

セ・リーグ 広島4-2ヤクルト

(7月23日 神宮)
 勝負勘がさえ渡った。延長11回、広島・野村監督が絶妙なタクトで勝利を引き寄せた。「先に点を取るしかない」。2死から赤松が中前打で出塁すると、左腕・久古に対して左の田中をそのまま送る。初球、赤松が二盗を成功させると、すかさず田中に代打・広瀬を告げた。広瀬が四球、次打者・会沢が決勝の右前適時打。一丸の攻撃だった。

 脅威の粘り腰だ。1点を追う9回、先頭の丸がヤクルト守護神・バーネットから2試合連発の13号同点ソロ。前夜は延長10回に決勝2ランを放った3番打者は「今年は競った試合に勝ち切れている」と笑顔だった。

 この勝利で延長戦は1分けを挟んで開幕から無傷の8連勝。球団記録を更新した。「競ったゲームは絶対勝つんだという気持ち」と野村監督。25日からは1・5ゲーム差で追う2位・阪神を本拠地に迎える。勢いに乗り、まずは虎の尾を捕まえる。

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2014年7月24日のニュース