W杯戦士ズラリ 尚美学園大 アマ唯一の4強入り

[ 2012年10月28日 11:00 ]

7回1失点で完投勝ちした尚美学園大の磯崎由加里

第2回女子野球ジャパンカップ第2日 尚美学園大5―1福知山成美高

(10月27日 わかさスタジアム京都)
 日本女子プロ野球リーグは27日、わかさスタジアム京都で第2回女子野球ジャパンカップの2日目第4試合を行い、尚美学園大が5―1で福知山成美高を下した。

 W杯戦士が4人もいる尚美学園大が、評判通りのハイレベルな戦いを見せた。初回には1死一、二塁の好機に4番大山が走者一掃となる右中間二塁打で2点を先制。2回にも三塁に走者を置いて4番大山がこの日3打点目となる中犠飛を放った。6回には1番工藤の中前打後に、W杯でベストナインに入った3番出口の右中間適時二塁打でダメを押した。

 福知山成美は同じくW杯MVPを獲得した先発磯崎の前に4回までわずか2安打と沈黙。後半に1点を奪うのが精いっぱいだった。来季に女子プロ野球入りする金山亜莉紗は、無安打と悔しい思いをしたが、この大会を機に新たな目標を見つけた。

 ▼尚美学園大・磯崎由加里投手の話 初めは良いペースで行ってたんですけど、中盤にちょっと四球を出したりでリズムを崩してしまった。また明日試合ができるので、投げる機会があれば、いい投球ができるように頑張りたいと思います。守備もリズムよく捕ってくれたので、自分的にはいい投球ができたと思います。アマチュアのチームで残ってるのは自分たちだけなので、思いっきり楽しみたいと思います。

 ▼尚美学園大 大山唯内野手の話 前の打者たちがつないでくれたので、4番らしくしっかり自分の仕事ができたと思います。自分らしいバッティングができたんで、準決勝でもしっかりこの打撃を続けていきたいと思います。みんなでつないで攻められたのでこの流れを次の試合に持っていきたいと思います。とにかく、明るく元気な尚美野球をやっていきたいと思います。プロが3チーム残ってるんで、アマの代表として準決勝に勝って決勝に行って優勝したいと思います。

 ▼福知山成美高・金山亜莉紗外野手の話 試合は楽しかったですが、相手が強かったです。勝ちたかったですが、まだまだ全然足りていないことばかりだと思いました。変化球にも対応できなかった。もっと練習をしていかなければならないと感じました。やっぱりもっとレベルを上げていかないと、今までとは全然違うプロという世界に行くので技術を磨きたいと思います。プロに入ったら、まずレベルについていけるように、元気なところからアピールしていきたいと思います。

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