斎藤 日本S第5戦先発も 腰に違和感の谷元回避なら…

[ 2012年10月28日 06:00 ]

 日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が日本シリーズ第5戦に先発する可能性が27日、急浮上した。現在予定されているローテーションでは第5戦は谷元圭介投手(27)が先発する予定だが、同投手が26日の練習中に腰に違和感を訴え、最悪の場合は先発を回避する可能性が出てきたことで、先発陣のバックアップメンバーとしてチームに合流している斎藤が登板準備を進める。

 今季の斎藤は開幕戦でプロ初完投勝利を飾りながら、シーズン中盤以降は不振で7月30日に2軍落ち。5勝8敗、防御率3・98といずれもルーキーイヤーの昨季を下回る成績で2年目のシーズンを終了していた。CSファイナルS(札幌ドーム)ではバックアップメンバーとして1軍に帯同していたが登板機会はなく、20日には宮崎入り。25日の秋季教育リーグ(フェニックス・リーグ)のオリックス戦で先発して5回を3安打1失点。球威、制球ともに復調の兆しを見せていた。

 栗山監督は今シリーズで吉川、武田勝、ウルフの3本柱以外は「ダブル先発制」と早い回からの投手交代を示唆していた。斎藤もロング救援ができるバックアップメンバーとして26日から1軍に合流。この日はブルペンで精力的に投げ込むなどして「投げられる時があれば全力でやるだけ。やっぱり日本シリーズの雰囲気は違いますね。調子は悪くない」と話した。

 今後はあくまで谷元の症状の回復が優先されるが、斎藤にとっては大舞台で先発のチャンスが巡ってきた。

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2012年10月28日のニュース