巨人が連勝!長野が初回先制弾、沢村は8回無失点

[ 2012年10月28日 21:02 ]

<巨人・日本ハム>1回無死、長野は先頭打者本塁打を放つ

 セ・パ両リーグ覇者の激突となった日本シリーズ「巨人―日本ハム」第2戦は28日、東京ドームで行われ、巨人が1―0で勝ち、前日続いて2連勝とした。初回に先頭の長野が日本ハムの先発・武田勝から右中間へ先制ソロ。先発の沢村が8回を3安打無失点と好投し、9回は山口、マシソンとつないでリードを守り抜いた。第3戦は30日に札幌ドームで行われる。

【試合結果】

 初回、沢村は先頭の陽岱鋼に死球を与え、送りバントで1死二塁とされたが、糸井を左飛、中田にも死球で2死一、二塁となったが稲葉を一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。その裏、武田勝は先頭の長野に右中間へソロ本塁打を浴びた。

 2回、沢村は先頭の小谷野に右前打を許し、遊ゴロ、中飛で2死三塁とされたが、武田勝を見逃し三振に仕留め、無失点。その裏、武田勝は高橋由に内野安打を許したが、村田を遊ゴロ併殺、矢野を見逃し三振に仕留め、巨人の攻撃を3人で終わらせた。

 3回、沢村は三塁村田のファインプレーもあり、この試合初めての3者凡退。その裏、武田勝も3者凡退。

 4回、沢村は1死から稲葉に内野安打を許したが、続く小谷野の中前への当たりに稲葉のスタートが遅れ、二塁でアウトに(記録は中ゴロ)。続く金子誠は遊ゴロに打ち取り、この回も無失点。その裏、日本ハムは初回に死球を受けた中田が退いた。武田勝は3者凡退と調子を上げてきた。

 5回、沢村は3者凡退。その裏、武田勝は1死から村田に左前打を許したが、後続を断ち、無失点。

 6回、沢村は1死から糸井に中前打を許したが、後続を断ち無失点。その裏、武田勝は沢村に中前に二塁打を許したが、3者連続三振でピンチを切り抜けた。

 7回、沢村は3者凡退。その裏、日本ハムは2番手で石井が登板。巨人を3者凡退に抑えた。
 沢村は8回、3者連続三振と力投。その裏、日本ハムは3番手の増井がマウンドへ。2死から沢村の代打・古城に左中間二塁打を許したが、長野を三振に仕留め、無失点。

 9回、巨人は山口が登板。2死から稲葉に右前打、小谷野に中前打を許し、一、三塁のピンチを招き降板したが、最後はマシソンが代打・二岡を右飛に仕留め、逃げ切った。

 前日(27日)第1戦は巨人が先発野手全員安打の14安打と猛攻、投げてはエース内海が7回を2安打無失点と好投し、8―1で快勝した。日本ハムは第1戦で無安打に終わった糸井、中田、稲葉のクリーンアップがカギとなりそうだ。

 両チームの日本シリーズでの対戦は3年ぶり3度目。1981年、2009年の対戦はともに4勝2敗で巨人が制している。巨人は3年ぶり22度目、日本ハムは6年ぶり3度目の日本一を目指す。

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