兵庫・坪内 恩師の前で好リリーフ「成長した姿見せられた」

[ 2012年10月28日 10:46 ]

5回から登板し、好リリーフした兵庫・坪内瞳

第2回女子野球ジャパンカップ第2日 兵庫スイングスマイリーズ9―3平成国際大

(10月27日 わかさスタジアム京都)
 日本女子プロ野球リーグは27日、わかさスタジアム京都で第2回女子野球ジャパンカップの2日目第2試合を行い、兵庫スイングスマイリーズが9―3で平成国際大を下した。

 プロの実力ともいうべく、後半に飛び出した集中打で兵庫が一気に逆転勝利を果たした。序盤に3点を奪われた兵庫は、4回1死から3番田中の左前打を皮切りに4連打で2点を返し、なおも満塁から奥田の左犠飛で同点、続く三浦の左前打で逆転した。5回にも2死から、中村がこの日3安打目となる中前打など、怒とうの7連打で6点を奪った。投げても、5回からマウンドに上がった平成国際大出身の坪内が好リリーフ。恩師にプロの世界で成長した姿を見せることができた。

 ▼兵庫・坪内瞳投手の話 本当に母校との試合を楽しみにしてきたので、序盤は苦しい展開だったんですけど、最後まで粘り強いあきらめない野球ができたので良かった。打線がつながるとどこまでも続いていく心強い打者ばかりなので、リリーフで上がっても安心でした。監督からは昨日から後半の行くぞと言われてたので気持ちを強く、また濱本先生にも成長した姿を見せられて良かったです。この大会は優勝を目指しているので、明日も最後まであきらめない戦いをしていきたいと思います。

 ▼兵庫・川保麻弥捕手の話 このジャパンカップから今季ずっとベンチに入ることができなかった、背番号8の新原千恵がベンチに入ってます。ランナーコーチとしてすごく頼もしい指示をくれるので、やっぱり千恵の分も頑張ろうとチームも一丸になってあそこで打てて良かったです。平成国際大は初球からどんどん振ってきて、そこは見習わないといけないと思いました。でも、あきらめないという気持ちと打線をつないでいくというのはプロらしさかなと思ったんでその点は良かったです。

 ▼平成国際大・吉井萌美投手の話 勝てる試合だっただけに悔しいです。初めは勝っていたのでいけると思いました。終盤にコントロールが甘く、コースも乱れてしまったところ、プロの選手は逃さず振ってきた。怖かったです。フルスイングを全員してくるのはすごいです。プロは3チームに増えて、打撃も走塁もすごかった。プロとアマの差をつけられたと思いました。来年、ジャパンカップがあれば、プロにとにかく勝ちたいですね。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月28日のニュース