京都 最終回に均衡破る 優勝の行方は混とん

[ 2012年10月22日 22:50 ]

最終回の1死満塁から決勝打となる左前適時打を放った京都・川畑

 日本女子プロ野球リーグは22日、わかさスタジアム京都で後期の1試合を行い、京都が2-0で大阪を下した。

 最終回までもつれた接戦に勝負強さで上を行った京都が勝利した。0-0で迎えた最終回、京都は先頭大倉が左前打で出塁。続く6番中平も右前打で続くと犠打で1死二、三塁に。8番の田中が敬遠で歩くと、この日初打席の川畑亜沙美が左前適時打を放ち、待望の先制点を叩き出した。なおも1番河本のライトゴロの間に三塁走者がホームを踏み、この回大きな2点を挙げた。

 投げては、6回途中からマウンドに上がった2番手大倉が大阪打線の反撃を退け、自身4勝目をマーク。チームも後期初の首位に立つなど、総合優勝に一歩近づいた。一方の大阪は再三得点圏に走者を進めながら、京都先発の半田の前にあと一本が出ず。最終回も2死一、二塁の好機を作りながら、得点に結びつけることは出来なかった。

 これで23日に京都が負ければ、大阪と8勝8敗同士で優勝決定戦となる。また、23日に京都が勝った場合、24日の大阪戦に敗れれば、9勝8敗同士で大阪と京都が並ぶ。その場合は得失点差が考慮される。現時点では京都が6点上で有利。

 ▼京都・川畑亜沙美捕手の話 打席ではすごく緊張しました。監督からは、センターを見据えてしっかり振ってこいと言われました。最後まで諦めず、まだまだ集中していきたいと思います。

 ▼京都・大倉三佳投手の話 途中登板で腕を思い切って振って投げようということだけ考えていた。思うようにいかなかったけど、気合で何とか出来ました。一戦一戦、チームの勝利だけ考えてます。あとは気持ちの強いチームが勝つと思うので、最後まで気合で頑張りたいと思います。

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