地元中日ファン「また来年、挑戦だ」大きな拍手で選手らねぎらう

[ 2012年10月22日 22:53 ]

CSファイナルS最終戦 中日2-4巨人

(10月22日 東京D)
 3年連続の日本シリーズ進出を逃した瞬間、地元で声援を送った中日ファンからは大きなため息が漏れた。22日行われたプロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルシリーズの最終第6戦。「また来年だ」「挑戦しよう」。最後は大きな拍手で選手たちをねぎらった。

 名古屋市千種区のベースボールバー「BUNT」には、約40人のファンが集まった。序盤から巨人にリードを許す展開にも「あきらめるな」と店内のあちこちから声が飛んだ。

 大島洋平選手のファンという名古屋市緑区の会社員山本新悟さん(43)は「最後に大島選手が1点返してくれたけれど…。来年は絶対優勝したい」と悔しがった。

 高木守道監督の出身地岐阜市のJR岐阜駅前では、約100人がスクリーンで観戦。敗戦が決まると座り込む人もいたが「守道コール」で健闘をたたえた。

 トランペットを演奏し応援をリードした岐阜市の会社員小寺慶隆さん(39)は「3連勝し、日本シリーズに進めるのではと夢を見させてもらった」と感謝した。

 中日ドラゴンズ公式岐阜後援会の高井法博会長(66)は「高木監督の采配が当たった試合もあった。断トツに強い巨人相手に頑張った。来年はぜひ雪辱を果たしてほしい」と期待した。

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2012年10月22日のニュース