古城　先制打＆サヨナラお膳立てもバント２度失敗で苦笑い

＜巨・中＞９回無死一塁、古城は右前打を放つ

セ・リーグ　クライマックスシリーズ 巨人３－２中日

（10月21日 東京Ｄ）
　泣き笑いのシゲちゃんだ。２戦続けて先発起用された巨人の古城が、らしい存在感を示した。

　２回１死満塁では「甘い球を全部狙っていこうと思った」と中前へ先制２点適時打。だが４回無死一、二塁ではバントが捕邪飛。二塁走者の村田も飛び出し併殺となった。そして９回だ。無死一塁でサインは送りバント。ファウル２度で２ボール２ストライクの平行カウントとなり「またか…」と悪夢がよぎったが、強攻策に切り替わると右前打でチャンスを拡大。サヨナラ劇につなげた。昨年８月３日の阪神戦（東京ドーム）で藤川から巨人選手では初めてのサヨナラアーチ。お立ち台で「シゲちゃんフィーバーだー」と叫んだラッキーボーイは健在だった。

　「何でかなあ。シーズン中でもファウルになったことがなかったのに…」とバントミスを悔やんだ古城。２安打を放ったとは思えない複雑な顔で球場を後にした。