巨人 大逆転突破!3年ぶり日本シリーズ進出 最終戦で中日下す

[ 2012年10月22日 21:20 ]

<巨・中>日本シリーズ進出を決め胴上げされる原監督

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは22日、東京ドームで巨人―中日の最終第6戦が行われ、巨人が4-2で勝ち、アドバンテージ1勝を含む4勝3敗とし、3年ぶり33回目の日本シリーズ出場を決めた。

 勝つか引き分ければ日本シリーズ進出が決定する巨人は、第2戦にも先発したホールトンが中3日で先発。対する勝たなければならない中日は、こちらも第2戦で好投した伊藤に運命を託す。

 初回、中日は1番大島が四球で出塁、続く荒木が犠打で送ると3番井端は四球を選び、1死一、二塁、4番ブランコは見逃し三振、5番和田は空振り三振に倒れ先制機を逃す。巨人は1番長野が右飛、2番松本哲が投ゴロ、3番坂本が四球で2死から出塁したが、4番阿部は空振り三振でチェンジ。

 2回、中日は先頭の6番森野が四球、7番平田が二ゴロ、併殺崩れで一塁に残る。8番谷繁は空振り三振、9番伊藤は二ゴロに倒れる。

 その裏、巨人は5番高橋由、6番村田、7番古城が3連続左前打で無死満塁のチャンスを築く。8番寺内が左前に2点タイムリーを放ち先制。9番ホールトンが犠打で送り、1死二、三塁から1番長野が右前打でさらに1点を追加した。中日先発・伊藤はここで降板、武藤がマウンドへ。2番松本哲、3番坂本をともに中飛に打ち取った。

 3回、中日は1番からの好打順も大島が一ゴロ、2番荒木が右飛、3番井端が右前打で出塁するが4番ブランコが二飛に倒れチェンジ。その裏、中日は3番手に三瀬を投入。先頭の4番阿部は四球、5番高橋由は見逃し三振、6番村田は左二塁打で1死二、三塁とチャンスを迎える。7番古城は遊ゴロで2死、8番寺内は敬遠四球で満塁、9番ホールトンは空振り三振で追加点ならず。

 4回、中日は5番和田、6番森野が続けて中飛、7番平田は右飛で3者凡退。その裏、中日は三瀬に代わり山井がマウンドへ、右翼には平田に代えて堂上剛が入る。巨人は1番長野が遊ゴロ、2番松本哲が中前打で出塁、3番坂本は右飛、4番阿部の打席で松本が二盗成功し得点圏に進む。阿部は敬遠ぎみの四球で2死一、二塁としたが、5番高橋由が左飛に倒れた。

 5回、中日は8番谷繁が中前打で出塁、9番堂上剛が空振り三振、1番大島、2番荒木は続けて右飛に倒れチェンジ。巨人は先頭の6番村田が、中越えにCS2本目となるソロ本塁打で追加点。7番古城は遊ゴロ、8番寺内は二ゴロ、9番ホールトンの代打ボウカーは中前打で2死から出塁するも1番長野は二ゴロに倒れチェンジ。

 巨人先発・ホールトンは5回を80球、2安打無失点で役割を果たし、6回から沢村が中1日で登板した。中日は3番井端が遊ゴロ、4番ブランコが左翼線二塁打、阿部の捕逸で三塁へ、5番和田の遊ゴロの間にブランコが還り1点を返す。6番森野が右前打、7番山井の代打野本が遊飛で反撃は1点どまり。

 中日は第1戦先発の大野がマウンドへ。巨人は2番松本哲が一ゴロ、3番坂本が左飛、4番阿部が右前打で2死から出塁も5番高橋由が二飛に倒れた。

 7回、巨人は沢村から山口にスイッチ、左翼に高橋由に代わり鈴木尚が入る。中日は8番谷繁が空振り三振、9番堂上剛が三ゴロ、1番大島が三塁内野安打、2番荒木が右前打で続き2死一、二塁とするが3番井端は右飛で追い上げならず。巨人は6番村田が空振り三振、7番古城が見逃し三振、8番寺内が遊飛で3者凡退。

 8回、中日は4番ブランコが遊ゴロ、5番和田が二飛、6番森野が二ゴロで3者凡退。巨人は9番鈴木が一ゴロ、1番長野が三ゴロ、2番松本哲が中飛で3者凡退。

 9回、巨人のマウンドは守護神・西村。中日は7番大野の代打堂上直が左中間二塁打し、代走に英智、8番谷繁は二ゴロに倒れる。9番堂上剛が二直、1番大島が左前適時打で1点を返し粘りを見せる。2死一塁とし、2番荒木が三ゴロで試合終了。

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