豊田が現役引退「自分のボール投げられなくなった」

[ 2011年10月25日 06:00 ]

会見で涙ながらに現役引退を表明する広島・豊田

 広島の豊田が19年間のプロ生活に幕を下ろした。この日の会見で「自分のボールを投げられなくなった。投手は走ることが基本。走ることができなくなったということで決断した」と目を潤ませながら理由を語った。

 球団は来季も現役続行を求めたが、右内転筋痛で満足な練習ができないことを理由に球団に引退を申し入れ、この日の発表に至った。思い出として西武時代の00年オフ、東尾監督(当時)から「抑えをやれ」と言われた野球人生最大の転機を挙げた。

 ◆豊田 清(とよた・きよし)1971年(昭46)2月2日、三重県生まれの40歳。鈴鹿から同朋大に進み、大学通算29勝。92年ドラフト3位で西武入団。03年に史上15人目の通算100セーブ。05年オフに巨人にFA移籍。昨季オフに自由契約となり、広島移籍。今季は32試合に登板した。1メートル80、85キロ。右投げ右打ち。

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