原監督続投!桃井オーナー「正式に要請した」

[ 2011年9月14日 06:00 ]

来季続投が確実となった巨人・原監督

 巨人が、今季が3年契約の最終年となる原辰徳監督(53)に来季の続投を正式要請したことが13日、分かった。桃井恒和オーナー兼球団社長(65)が同日に明らかにしたもので、原監督も受諾に前向きな姿勢を示しており、来季も指揮を執ることが確実になった。

 桃井オーナーは「正式に要請した。Aクラス、Bクラスだとか(条件)は一切なしで、きのうの夕方までにという感じです。7年間で4回優勝している。正当に評価してあげないといけない。(これで)シーズンに集中してほしい」と説明。原監督は横浜戦(横浜)の試合前に「まだ公式ではないから。どう言ったらいいんだろうね。全力を持って今季を戦う、一点に集中したい」と話した。

 原監督は02、03年と指揮を執り、06年に復帰。07~09年はリーグ3連覇を果たした。契約最終年の今季は小笠原、阿部ら主力の故障が相次ぎ、開幕から低迷。前半戦は最大で借金10、首位・ヤクルトとも12ゲーム差をつけられるなど苦しんだが、後半戦は巻き返しに成功。不振のラミレス、坂本を先発から外すなどの思い切った采配に加え、藤村、小山、小野ら若手の登用でチームを再建。渡辺恒雄球団会長(85)も13日、「今年、彼(原)が一番苦労した。その苦労が来年に生きる。(来年の監督は)今年一番苦労したやつが一番適任。(原で)決定だよ」と続投を支持した。

 今後は契約年数などの細部を詰め、続投が正式決定。

 原監督にとっては監督として来季が通算9年目のシーズンとなる。

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2011年9月14日のニュース