「名物じいさんだった」星野監督、ノムさん別れ惜しむ

[ 2011年9月14日 06:00 ]

阪神・久万元オーナー死去

 楽天・星野監督は「名物じいさんだった。本当に大事にしてもらったよ」と別れを惜しんだ。

 01年オフに故人から阪神監督の就任を要請された時のことは今でも鮮明に覚えているという。手をつき、頭を下げた久万オーナーから「“わがタイガースを救ってくれ”って言われたんだ」。高血圧症など健康上の理由から03年に退任を決断した際にも、「体調が悪いならベンチに座ってるだけでいい。星野君の存在だけがあればいいんだ」と翻意を促されたという。また、99~01年に阪神で指揮を執った野村克也氏(現楽天名誉監督)は「せんえつながら“球団の心臓部は監督ではなく編成部”と直言をさせていただき、理解してもらえた。監督を引き受けておきながら、結果を出せず、恩返しできなかったことが心残り」とコメントした。

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2011年9月14日のニュース