聖光学院が福島に戻る…斎藤監督「選手を誇りに感じている」

[ 2011年8月14日 21:21 ]

夏の甲子園大会2回戦で敗退し、学校に戻りあいさつする聖光学院高野球部の小沢宏明主将

 夏の甲子園大会2回戦で敗退した、福島県代表の聖光学院高ナインが14日夜、同県伊達市の学校に戻り、生徒や教職員、地元のファン約200人が拍手で出迎えた。主将の小沢宏明選手は「福島のためにも自分たちが頑張らないといけなかった」と悔しさをにじませた。

 校舎前に整列した選手に、新井秀校長は「望んだ結果と違うかもしれないが、福島だけでなく東北や全国の人々に感動を与えてくれた」。斎藤智也監督は「震災を背負う思いが強すぎるプレーもあったが、責任感の裏返し。選手を誇りに感じている」とたたえた。

 近所の会社員青山善典さん(29)は「選手から福島のためにみんなで頑張るんだという気持ちが伝わってきた。お疲れさまと言いたい」と選手をねぎらった。

続きを表示

2011年8月14日のニュース