大金星逃す 白樺学園 名門を震え上がらせた本塁打攻勢 

[ 2011年8月14日 12:50 ]

白樺学園―智弁和歌山 7回表白樺学園1死、小林が左翼ポール際に同点の満塁本塁打を放つ。投手古田、捕手道端

第93回全国高校野球選手権2回戦 白樺学園7―8智弁和歌山

(8月14日 甲子園)
 絶対あきらめない。その気持ちが呼び込んだ2発だった。

 4点ビハインドの7回、これしか同点にできないという起死回生の一撃は、智弁和歌山応援団が陣取る三塁側アルプススタンドの目の前を通過し、ライナーで左翼席に着弾した。

 7回、3番小林の同点満塁本塁打。静まり返る三塁側と対照的に、一塁側はおおはしゃぎ。8回には一時勝ち越しとなる佐々木のソロ本塁打。試合前、劣勢が予想されていた戦いは、終盤思わぬ展開をみせ、強豪・智弁和歌山を震え上がらせた。

 延長10回に風にも助けられた、1番佐藤の幸運な適時打で勝ち越したが、最後は夏19回出場の名門に底力を見せ付けられた。それでも初勝利から全国区の相手と堂々の力勝負が出来たことは、これからの大きな糧になるはずだ。

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