みじめなゲームにさせなかった開星…野々村監督「よくやった」

[ 2011年8月14日 16:12 ]

日大三―開星 5回表、2ランを放ち一走白根(右)と笑顔でベンチに向かう開星・森

第93回全国高校野球選手権2回戦 開星8―11日大三

(8月14日 甲子園)
 深々と頭を下げて「ありがとうございました」。乱打戦の末に敗れた開星・野々村監督は試合終了後、報道陣に囲まれるとまずは感謝の言葉を述べた。

 エースの白根が打ち込まれ、3回で0―5。「みじめなゲームになるのではないか」という不安が頭をもたげた。

 しかし、ここから反撃に出た開星ナイン。一時は逆転してみせた。「ウチのチームの味を出してくれた」と野々村監督。それだけに再度リードを許し敗れたことには「ちょっと悔しい」と唇をかんだ。

 通路で涙が止まらない選手を見つめながら、最後に「本当によくやってくれた」と優しく話した指揮官。来春定年を迎える野々村監督と開星の夏は終わった。

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2011年8月14日のニュース