仙台での球宴は第３戦が有力　移動を考慮ＱＶＣ２戦目に

　楽天の本拠地・Ｋスタ宮城で開催する案が浮上した今年のオールスター戦について、７月２４日の第３戦を仙台開催とする方向で調整していることが１７日、分かった。

　複数の球界関係者が明らかにしたもので、同２３日の第２戦を行う予定だった東京ドームの代わりにＫスタ宮城で開催する案が最有力。この案が実現すれば第２、第３戦が当日移動となることを考慮し、当初は第３戦の予定だったＱＶＣマリンで第２戦を行うというスケジュールとなる可能性が高い。

　今季のオールスター戦は当初２試合（ナゴヤドーム、ＱＶＣマリン）から東京ドーム開催を加えて３試合へ変更。赤字体質のＮＰＢの財源確保のために試合増された。観客収容人数で東京ドームより２万人近く少ないＫスタ宮城での開催は大幅な収益減。楽天・星野監督も仙台開催には「すでに開催球場が決まっているし、難しいのでは」と話したが、球界一体で東日本大震災の復興支援に取り組む今、仙台での球宴開催は支援策の一環ともなる。収益面は度外視して、今後は関係各所との調整を進めていく。