原監督「剣が峰というか、徳俵というか よくひっくり返してくれた」

[ 2011年5月18日 07:44 ]

<楽・巨>9回2死、中前打を放った阿部(右)は、一塁ベース上で大西コーチとグータッチ
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交流戦 巨人4-3楽天

(5月17日 Kスタ宮城)
 原監督は「剣が峰というか、徳俵というか。そんな状況からよくひっくり返してくれた。(阿部は)完全に扇の要、大黒柱」と評した。

 指揮官にとっても、特別な思いを秘めて臨んだ一戦だった。03年10月7日の阪神―巨人戦(甲子園)。指揮官は当時、フロントとの確執から退団を表明。その中、同年のシーズン最終戦となった同戦で阪神・星野監督の計らいで敵地ながら異例の惜別セレモニーが行われ、その際に星野監督から「くじけるな。また勉強せいよ。そして必ず戻って来い!」と肩を抱かれ、大粒の涙をこぼした。それだけに「またこういう日が来たんだなという思いが強いですね」と感慨深げに話した。

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2011年5月18日のニュース