幸運な延長サヨナラ勝ち…松井「勝つのが一番」

[ 2011年5月18日 06:00 ]

<アスレチックス・エンゼルス>10回、サヨナラ勝ちで笑顔で輪に走る松井(撮影・ジュン鈴川通信員)

ア・リーグ アスレチックス5-4エンゼルス

(5月16日 オークランド)
 アスレチックスが幸運なサヨナラ勝ちで、今月初の借金生活を免れた。延長10回1死二、三塁の場面、エンゼルスは内野手5人制シフトを敢行。二塁の定位置へのゴロを処理した左翼手ケンドリックの本塁送球が高くそれ、三塁走者が間一髪で生還した。この回先頭で空振り三振に倒れた松井は「大して貢献してないけど、どんな時でも勝つのが一番」と話した。

 最近10試合で5度目、3試合ぶりの先発出場。8回、過去の対戦打率・429と相性のいい左腕ダウンズから右前打を放って面目を保った。5回2死二、三塁の好機では右飛に倒れたが「感じとしては悪くない」と内容には手応えが残った。

 先発出場が保証されていない現状。雨のため実現しなかったが、今季初の早出特打を志願していた。試合前は室内ケージで打撃練習を2度行い「(2度目は)秘密の練習です。成果?長い目で見てください」と苦笑い。前日の試合後にさっぱりと散髪。出場試合の連敗も4で止まった。これからは自らの猛打で、うっ憤を晴らしていく。

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2011年5月18日のニュース