横浜・渡辺監督も絶賛「獲物逃さぬライオン」

[ 2010年8月21日 19:24 ]

 【興南13―1東海大相模】興南の春夏連覇は、松坂大輔投手(レッドソックス)を擁した1998年の横浜(神奈川)が達成して以来の快挙だ。横浜を率いる渡辺元智監督はテレビ解説者として決勝を観戦。98年を振り返りながら、興南の偉業をたたえた。

 渡辺監督は「大平原で獲物を逃さぬライオンのようで、これほど強いチームは見たことがない」と興南を絶賛。「走り回れる環境で育ち、俊足や強肩の選手が自然と育ったのでは。沖縄の風土を沖縄の監督と選手が生かした風土野球」と強さの秘密を分析してみせた。
 決勝で松坂が無安打無得点試合の快投を見せた98年夏の横浜については「松坂はいたのだが…。興南は島袋君も素晴らしいが、うちよりも周り(の選手)が素晴らしい。横浜は(春夏連覇を)達成できると思わなかったが、興南は戦力が高くて予想通り」と話した。
 当時の横浜が今大会の興南と対戦したらどうなるのか。「総合力は走攻守そろった興南が上。横浜は松坂がノーヒットノーランをやってくれれば勝てる」。渡辺監督は答えた。

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2010年8月21日のニュース