寂しいね…松井秀、ＤＨない試合では代打専任

　【ヤンキース５－２インディアンス】ヤンキースの松井が１２日からの交流戦再開後、敵地では代打専任となる可能性が高まった。ＤＨが使用できないナ・リーグ本拠地での試合は１９日からの９試合。ジラルディ監督はこの日、今季一度も守備に就いていない松井について言及し「ひざの状態を見て考えるが、守備でフル出場は難しい。途中からのダブルスイッチ（投手の代打から守備に入る）はある」と先発起用は難しいとの考えを明かした。松井は守備練習再開後、４度目の外野ノックを受けたが、いまだ正面のゴロのみ。フライ処理は「もうちょっと（左ひざや右太腿が）良くなってから」と見送っている状況だ。

　６試合ぶりに先発を外れた試合では７回１死で代打出場し四球で出塁。代走の走者が勝ち越しのホームを踏み、一挙４得点につなげた。限られた出番でも勝利に貢献したが、一方では地元ニューヨーク・ポスト紙の記者が自身のブログ上で「どの球団幹部も、今オフに松井と再契約する可能性は限りなく低いと言っている」と今季限りで退団との見方を示した。雑音を吹き飛ばすには、誰もが納得する結果を出していくしかない。