黒田 復帰戦は黒星も力強さ戻った

[ 2009年6月3日 06:00 ]

ダイヤモンドバックス戦の5回、一塁ベースカバーに走るドジャース・黒田

 【ドジャース2-3ダイヤモンドバックス】左脇腹痛で離脱していたドジャースの黒田が1日(日本時間2日)のダイヤモンドバックス戦でメジャーに復帰。開幕戦で勝利投手となった4月6日以来56日ぶりの登板は5回3安打2失点ながら、打線の援護がなく今季初黒星を喫した。

 「慎重になり過ぎた。コーナーを突いたのが外れたり、高めに浮いた。大胆にいくところはいかないと」。唯一の失点となった2回にブランクの影響が出た。先頭ドルーに二塁打された後、けん制でアウトにしたが、その直後に連続四球。自らピンチを招き、8番ホワイトセルに甘いスライダーを適時二塁打された。
 それでも5回には最速の95マイル(約153キロ)を計時するなど、力強さは戻った。予定の5回を無事に投げ終えたことに、トーリ監督も「よく投げたし球速もあった。うれしく思っている」と安どの表情を浮かべた。
 日本時間2日は02年に他界した母・靖子さんの命日だった。「これも巡り合わせなのかな」と黒田はしみじみ語った。次回は6日のフィリーズ戦。「2カ月分を取り戻せるとは思っていないが、今まで以上に一戦一戦を大事にしていきたい」と決意をにじませた。

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2009年6月3日のニュース