杉内 自分らしさ戻り10K!初黒星も手応え

[ 2009年4月26日 18:26 ]

 【ソフトバンク0-4楽天】得意のチェンジアップが落ちきらない。2回一死一塁。ソフトバンクの杉内は山崎武にカウント0―1から中越えへ2ランを浴びた。二死後、さらに下位打線の長短打で失点。「変に配球を考えて、相手の裏をかこうとしすぎた」と悔やんだ。

 7回4失点で初黒星。過去3戦も計4本塁打、三振は五つが最多と、2年連続2けた勝利のエース本来の姿には遠かった。不慣れなリリーフを務めたWBCの影響を、高山投手コーチは「早く肩をつくらないといけないから、上体主導になってしまう」と指摘した。

 だが、本人の表情は暗くない。3回以外は毎回の10奪三振。5回以降は右打者の内にスライダー、外にチェンジアップを投げ分け、直球にも伸びが戻った。「自分らしい投球だったかなと思う。テンポとか、去年はこんな感じだったのかと」と杉内。帰国から約1カ月。復調の気配を感じ取った今季最多の131球だった。

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2009年4月26日のニュース