岩隈降りたら悪夢の始まり ノムさんキレた

[ 2009年4月26日 06:00 ]

<ソ・楽>汗を拭う岩隈(右)と憮然とした表情の野村監督(左奥)

 【楽天4-5ソフトバンク】岩隈は複雑な表情だった。7回4安打無失点の快投も、降板後の8回、中継ぎが4点差を追いつかれて延長11回にサヨナラ負けだ。肩、ひじの疲労から93球で自ら降板を申し出たエースは「きょうの負けは痛い。もう1イニング投げたかったけど…。申しわけない」とした上で「きょうは“岩隈の負け”と書いといてください。どうせ、そう言われるでしょう」とうなだれた。

 その言葉通り。野村監督は怒りの矛先を“ガラスのエース”に向けた。「エースがあれでは困る。普通“行きます”って言うけどな。リリーフで困ってるんだから」。右ひじ手術明けの昨季同様、今季も100球メドの球数制限を設けている。だが、中継ぎ陣に不安があるチーム状況だけに指揮官の不満は募る。「100球以上?無理!マウンドを降りたがる投手だもん。闘争心、精神力。投手の第一条件が備わってない」とあきらめ顔だ。日本ハムと並ぶ首位浮上も逃して「ボヤいてもボヤいてもネタは尽きないわ」と嘆いた。

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2009年4月26日のニュース