広島投手陣が崩壊 ルイス不在が響く

[ 2009年4月26日 06:00 ]

 【広島1-12阪神】1人のエースを失ったことが、今季ワーストの12失点につながった。広島先発・長谷川は立ち上がりから大乱調。持ち味の変化球が全く決まらず初回いきなり4点を失った。その後も立ち直る気配さえみせず7安打4四球5失点。それでもブラウン監督は、3回まで引っ張らざるを得なかった。「早いうちにガツンとやられては…。先発が試合をつくらないと機動力を使った攻撃も仕掛けられない」

 広島は昨年15勝のルイスから前田健、篠田、大竹、斉藤、長谷川と回す開幕ローテーションを組み、その6人が2試合ずつ先発した12試合は6勝5敗1分け。しかしルイスが17日に離脱してからは2勝5敗だ。24日の阪神戦(マツダ)は安定感を買って前田健を中5日で先発させ、この日は中8日で長谷川を先発させる苦肉のローテーション。交代のタイミングを失った背景にはルイスへの依存度の高さがある。
 不在のエースが復帰するのは最短でも5月初旬だ。

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2009年4月26日のニュース