佑ちゃん20勝ならず 5回2失点も早大引き分ける

[ 2009年4月26日 13:56 ]

法大―早大 1回、先制2点打となった佐々木の打球にグラブを出す早大・斎藤佑

 東京六大学野球春季リーグ第3週第1日は26日、神宮球場で1回戦2試合を行い、早大は法大と2―2で九回規定により引き分け、明大は7―2で慶大に逆転勝ちした。

 早大は通算20勝目を懸けて斎藤佑が先発したが、5回2失点で降板。九回に追い付いて引き分けた。明大は1点を追う六回、相手投手の制球難もあり、打者11人を送って6点を挙げた。

 早大の斎藤佑はリーグ通算20勝達成が持ち越しとなった。球が高めに浮くなど制球がいまひとつで、一回一死満塁から中前に2点適時打を許す。その後は立ち直ったものの、五回の打席で代打を送られた。
 五回でマウンドを降りたのは昨秋の明大3回戦以来だ。「次(二回以降)からは気持ちを切り替えることができたが…。悔しかった」と唇をかんだ。応武監督は「(斎藤佑の打席の前に)走者が出たので代えた。やむを得ない。立ち上がりがよくなかったな」と勝負に徹した交代を強調した。
 今季からバッテリーを組む1年生の杉山が九回二死から同点打を放ち、黒星が付かなかった。エースは「あそこで打てるのが本物のスラッガー」と称賛。そして「あす(2回戦)も投げる気持ちはある」と20勝への再挑戦を力強く誓っていた。

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2009年4月26日のニュース