上原 2度目先発は6回4失点

[ 2008年9月4日 06:00 ]

<巨・広>5回、同点に追いつかれ、悔しげな表情を浮かべる上原

 【巨人10-9広島】巨人の上原が、後半戦2度目の先発で6回6安打4失点。3回にアレックスの打球が右すねに直撃したが、治療を断り続投。3点を勝ち越した直後の5回にもアレックスに“痛い”同点3ランを浴びた。上原は「逆転してもらったのに申し訳ない」と5回の被弾を悔やんだが、原監督は「精度、質ともに前回より良かった」と評価していた。

 ≪ラミ6年連続の100打点≫打球を見送りながら、ラミレスは右の人さし指を天に突き出した。8回だ。無死二、三塁から左翼席中段へ35号3ラン。クルーンの乱調もあって、結果的には白星へ導く大きな一発となった。

 小笠原とのアベック弾は無敗の11連勝。6年連続の100打点は63~69年に7年連続100打点以上を記録した王以来の快挙に「記録は光栄だよ。目標にしていた数字なので今季で一番うれしい」と喜びを爆発させた。

 8月は打率・253と不調を極め、この日も4打席目まで無安打。篠塚打撃コーチから「重心を低く構えて」のアドバイスを実践。8回の好機で本来の鋭い打球が戻った。5試合ぶりの一発にも「いつも言っているけど、どう終わるかが重要」。残り28試合。最高のゴールへ向けて、ラミレスが再スタートを切った。

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2008年9月4日のニュース