“負けない”松坂 首位レイズ戦で日本人最多狙う

[ 2008年9月4日 08:39 ]

 【レッドソックス5-4オリオールズ】サヨナラの走者が生還すると、松坂はベンチを駆け出し、飛び上がって喜んだ。6回4失点と不本意な内容で、日本投手最多を更新する17勝目は逃したが、チームの逆転勝利に「(シーズン終盤の)ここまで来たら勝つことしかない。あの展開からチームが勝って最高にうれしい」と興奮気味に話した。

 この日は勝負球が甘かった。1回、先頭のロバーツにカウント2―0から二塁打され、一死から中堅手の失策で失点。4回は無死一、二塁で、スコットを2球で追い込みながら、3球連続ボールでフルカウントとし、適時二塁打を許した。
 球威、切れはあっただけに「自分の状態は悪くなかった。4回も紙一重だけど、そう簡単にいかないのが野球」と、あらためて打者を打ち取る難しさを感じたようだ。
 地区首位を走るレイズをとらえるため大事な試合が続く中、選手に風邪が流行するなど、苦しい状況だが、それでも負けない。次回登板はそのレイズ戦が予定されている松坂は「本当に大事な試合になる」と、気を引き締めた。

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2008年9月4日のニュース