打線、救援陣も黒田を援護

[ 2008年9月4日 16:52 ]

 【ドジャース6―4パドレス】8月14日以来、4試合ぶりの白星を挙げた黒田は「今日みたいな投球でも勝てばチームに貢献できたと思える」。不安定な内容ながら粘り、6回途中まで4失点。チームに5連勝をもたらした。

 この日は同じナ・リーグ西地区首位のダイヤモンドバックスが先に勝利して終了。追うドジャースも負けられない状況で、黒田は「慎重になりすぎ、ボールから入って苦しくなった」と言うように、制球に苦しんだ。
 1―0の4回、先頭の3番クーズマノフに甘く入ったスライダーを左翼席へ同点本塁打されると、2死から8番打者に2点二塁打を許し、逆転された。それでも4回に味方打線が再逆転。6回、1点差に迫られての降板後は救援に助けられ、黒田は「チームの流れに勝たせてもらった」。
 ただ、これまで援護に恵まれなかっただけに、こんな白星もあっていいだろう。首位と1・5ゲーム差で残りは22試合。2けた勝利が視野に入る中、黒田は「優勝争いの中で投げられることがすごく幸せ」と充実感をにじませた。(共同)

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2008年9月4日のニュース