キラー本領!三浦虎斬り4連勝で今季初完封

[ 2008年9月4日 06:00 ]

<横・神>完封勝利でガッツポーズを決める三浦

 【横浜8-0阪神】虎キラーの仕事っぷりに、横浜ファンも最下位の嘆きを忘れた。三浦が昨年7月13日のヤクルト戦(横浜)以来となる6安打完封勝利を挙げ、阪神戦は今季無傷の4連勝。お立ち台での開口一番「気持ちいいっスね」に右翼席も歓声で呼応した。

 コーナーを突く投球で8回まで無四球。138球で連打を一度も許さなかった。阪神戦の4連勝は「たまたま」と謙そんするが、大矢監督は「いつでもストライクが取れるし、ひざ頭の位置(低め)で取れる。打者はいつも追い込まれてるように感じる」と分析した。

 「オレは負けず嫌い。高校時代も、今もそう。相手が強ければ強いほど負けたくない」。天理、智弁学園の2強が君臨する奈良県で高田商のエースとして3年夏は決勝に進出。大阪市内で生花店を営む家業の手伝いで、近所の阪神・岡田監督の実家へ配達をしたこともある少年は虎キラーに成長した。

 チームも阪神戦6連勝。「エースが投げた試合ですね」と大矢監督。最下位でも、首位を揺るがす痛快な試合ができる。虎キラーである前に、三浦はエースの仕事をした。

 ≪キングへ意欲!村田140メートル弾!≫横浜の村田が、特大の140メートル弾。5点リードの7回にスコアボードを直撃する33号2ランに「当たりは完ぺき。まだ五輪の疲れで体は張っているが、痛いとか言ってられない」と本塁打王獲りへ意欲を見せた。続く吉村も自己最多の27号ソロ。2回の金城、相川に続くこの試合2度目の2者連続アーチ。吉村は「飛距離は村田さんにかないませんでしたが、1本は1本」と胸を張った。

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2008年9月4日のニュース