金子誠で日本ハム劇的サヨナラ勝ち

[ 2008年9月4日 22:02 ]

 【日4―3ソ】日本ハムがサヨナラ勝ち。2―3の8回2死二塁からスレッジの左前打で同点に。9回は1死二塁から金子誠が左前打を放って試合を決めた。ソフトバンクは7回に2点を勝ち越したが、救援陣が踏ん張れず、3位に後退した。

 ≪打率1割台に苦しむ男が≫敗れれば5位転落となっていた一戦で、日本ハムが本領を発揮し、劇的勝利を飾った。
 3―3の9回、先頭のボッツが四球を選ぶと、ベンチは打力のある7番・高橋に送りバントを命じる。1死二塁の好機。次は打率1割台の金子誠だったが、見事に左前打を放って決着をつけた。
 ヒーローになった選手会長は「たまたま僕が決めただけ。やることをやっていた展開で、最後まで緊張感を持って食らい付けば、何とかなると思った」と振り返った。
 走者が出れば、次の塁へ送るのが、昨季リーグ連覇を達成したチームのスタイル。2―3の8回にも、犠打からスレッジの起死回生の同点打につなげるなど、この日は5犠打(1犠飛を含む)を記録。最後まで戦術を徹底してリズムを崩さなかったことが、終盤で実を結んだ。
 不振だった1番・森本が2安打1四球、2番・田中が2安打2犠打と本来の姿を見せたのも好材料。梨田監督は「サヨナラ勝ちは、チームに勢いが出るし、励みになる」。3年連続のクライマックスシリーズ進出を、逃すわけにはいかない。

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2008年9月4日のニュース