【競泳日本選手権】新エース誕生だ!17歳・大橋信、男子平泳ぎ“最年少3冠”

[ 2026年3月22日 05:20 ]

競泳・日本選手権第3日 ( 2026年3月21日    東京アクアティクスセンター )

<競泳日本選手権>男子200メートル平泳ぎで優勝した大橋(撮影・須田 麻祐子)
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 男子200メートル平泳ぎ決勝で、17歳の大橋信(枚方SS)が日本歴代2位の2分6秒59で優勝し、50、100メートルと合わせて3冠を達成した。男子平泳ぎの3冠は、北島康介らに続く4人目の快挙で、17歳での達成は最年少記録。日本のお家芸種目に新エースが誕生した。女子50メートルバタフライは池江璃花子(25=横浜ゴム)が25秒55で制し、派遣標準記録も突破して秋の愛知・名古屋アジア大会代表入りが確実となった。

 最後のターン。場内実況で23年の福岡世界選手権で覃海洋(タン・カイヨウ、中国)がマークした世界記録(2分5秒48)を上回るペースで150メートルを通過したことが告げられると、この日一番の大歓声が大橋に注がれた。3日連続のレースで、最後はバテて2分6秒40の日本記録(佐藤翔馬)切りもならず。大橋は「自己ベストはうれしいが、日本記録に届かず悔しい」と唇をかんだが、1メートル69の17歳が最大級のインパクトを残した。

 50メートルあたりの平均ストローク数が他の選手より5~6かき多い、ピッチの速さが特長。決勝も飛び込みの出遅れをあっという間に取り戻し、前半100メートルは59秒86で通過。枚方SSで指導する太田伸コーチも「本人が世界記録を狙いたいと言っている。もうちょっと抑えていたら日本記録は出ていた」と評すハイペースで飛ばし、昨年の世界選手権の優勝タイムを上回った。

 2月はスペイン、3月は長野県東御市で高地合宿を張り、前半から飛ばす練習を繰り返したことが奏功した。表彰式ではプレゼンターの北島康介氏から「頑張ってね」と声を掛けられた新エース。目指すは28年ロサンゼルス五輪での金メダルで、覃海洋も出場する見通しのアジア大会へ「しっかり勝てたら。タイムは考えていない」と次の照準を定めた。

 ◇大橋 信(おおはし・しん)2009年(平21)3月5日生まれ、大阪府出身の17歳。3歳で水泳を始め、枚方SSの太田伸コーチの指導を受けて成長。昨年7月の近畿高校選手権の200メートルで、24年パリ五輪の銅メダル相当となる2分6秒91の世界ジュニア記録をマーク。昨年11月のジャパンオープンで平泳ぎ3冠。今大会は100メートルで58秒67の日本記録(世界ジュニア記録)で優勝。大阪・四條畷学園高2年。1メートル69。趣味はゲーム。

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