【ゴルフ】小林浩美会長 今季の見どころ「今は戦国時代 複数回優勝する力のある選手いっぱいいる」

[ 2026年3月5日 05:00 ]

女子ツアーは“戦国時代”と話す小林会長
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 【小林浩美JLPGA会長に聞く・上】人気の国内女子ツアーは、5日に第1戦のダイキン・オーキッド・レディース(琉球GC)の初日を迎え、26年シーズンの幕を開ける。昨季は佐久間朱莉(23=大東建託)が4勝を挙げ、初の年間女王に輝いた。前年女王の竹田麗央や山下美夢有、岩井明愛・千怜が米ツアーに主戦場を移し、空洞化が心配されたが、佐久間らがその穴を埋め、選手層の厚さを示した。48年ぶりに台湾でレギュラーツアーが開催されるなど人気、注目度ともに拡大を続ける国内女子ツアー。日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長(63)に今季の見どころなどを聞いた。

 ――昨年は竹田麗央選手、山下美夢有選手、岩井明愛・千怜選手といった、上位の選手が抜けてどうなるかと思われたが、その穴を埋める選手がしっかり出てきた。
 「上位層の選手が抜けてもその次の層が厚い。36試合で過去最多30人の優勝者が出ました。初優勝者は12人。その中で、佐久間(朱莉)さんは結果を残した。期待されて、その通りに勝つのは本当に大変。“私はやるんだ”というコミットメント力、精神的な強さが彼女は凄い。(昨年10月の)マスターズ(GCレディース)で11打差をつけて勝った時は、初優勝時とは違って、相当力をつけたという印象だった。ステージを上げた勝ち方で本当に素晴らしい」

 ――彼女の強さの要因は?
 「2つあると思います。一昨年は惜しいところで優勝に手が届かなかった試合が多かった。でも昨年4月のKKT杯バンテリン・レディースで、早い段階で初優勝し、相当自信をつけたと思います。1つ勝ったことで、それまでの経験があるから、勝ちパターンに入ったときに躊躇(ちゅうちょ)せず、ガンガン行けるようになった。その精神的な自信。2つめは、ショットの精度と小技がより良くなりました」

 ――その佐久間選手に今年期待するところは?
 「“メジャーを勝ちたい”と話していたので、さらに強い佐久間さんに期待しています」

 ――若手ではルーキーの入谷響選手、荒木優奈選手が初優勝。2年目の菅楓華選手も勝った。
 「若手は飛距離があって、大きいゴルフをする選手が多い。躊躇しない。荒木さんはひょうひょうとしながら、相当強いゴルフをします。迷いが少ない感じで、こうと決めたことをやり抜く。入谷さんも菅さんも飛ばしますし、ポテンシャルが凄い。凄く楽しみです」

 ――昨年は工藤遥加選手が初優勝するなどベテランも活躍した。
 「勝つためにいろんな努力を重ねている。勝てる力がある選手が本当に多い。全体のレベルが上がってきている証拠。今は選手層が厚い。だから見ている人は面白いはずです」

 ――上が抜けることで、その次の層に成長のチャンスが出てくる?
 「選手は“次は自分が優勝する。トップを張るんだ”と頑張る。常にそういう気持ちだと思います。昨年はそれが顕著に出た感じです」

 ――昨年は黄金世代の河本結選手が2勝、高橋彩華選手も3年ぶりに優勝した。
 「(黄金世代は)メディアの皆さんが名前をつけてくれて、女子プロをけん引してくれた名前だからポジティブな印象が非常にあります」

 ――小祝さくら選手はケガで離脱したが、今年は?
 「みんなが期待していて、見てみたい選手。彼女は日本ツアーをけん引する大きな力の1人です」

 ――初優勝者が12人出たが、今は戦国時代といえるのか?
 「言えます。戦国時代です」

 ――女王になるポテンシャルを持った人は、まだまだ他にもいる?
 「生まれる可能性はあると思いますし、もちろん、佐久間さんがガッと引き離す可能性だって大いにあります」

 ――今年の注目選手は?
 「やっぱり佐久間さんに期待しますし、初優勝はじめ2勝目、3勝目など複数回優勝する力のある選手はいっぱいいる。今年はルーキーも22人入りますし」

 ――ここを見てほしいというところは?
 「オフシーズンを経て、誰が出てくるか分からないところが未知数であり、魅力かと思います。(ファンの方々に)“推し活”もしていただきながら(笑い)」

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