【スノボ】バイオメカニクスに基づく指導で金3個含むメダル計6個 大躍進の裏に“古い感覚”からの脱却

[ 2026年2月19日 03:41 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第13日 スノーボード女子スロープスタイル決勝 ( 2026年2月18日    リビーニョ・スノーパーク )

スロープスタイル決勝を終え、記念撮影する日本チーム。(前列左から)銀メダルの長谷川帝勝、金メダルの深田茉莉、銅メダルの村瀬心椛(AP)
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 スノーボード女子スロープスタイル(SS)決勝は、初出場で19歳の深田茉莉(ヤマゼン)が金メダルを獲得した。村瀬心椛(21)は銅メダルを獲得し、男子でも長谷川帝勝(20=ともにTOKIOインカラミ)が銀メダルを獲得。スロープスタイル・ビッグエア日本代表は金3個を含む計6個のメダルを獲得する大躍進を遂げ、今大会の全競技日程を終えた。

 女子決勝終了後に取材に応じた西田崇ヘッドコーチは、「1人1人が3本に集中して、自分のやれることを完璧に出し切った。選手は本当に凄いと思って見ていた」と総括。スロープスタイルは14年ソチ大会の種目採用から日本勢が一度もメダルを獲得できていなかったが、この日1日だけで金銀銅の3つをコンプリート。「スピードが遅いコースで、完全にうちら(日本選手)にとっては不利だなという状況だったが、その中でトリックを変えてやりきった」とチーム一体の戦略がはまったことも明かした。

 技の高回転化が進む中、近年の代表チームでは練習過程でバイオメカニクス(運動力学)の分析を導入。選手の足裏に測圧センサーを取り付け、科学的な分析を加え、技術の向上に役立てている。西田コーチも「今までは(コーチの)感覚だけで、古い感覚だけでコーチングしてきたのを、データに基づいて指導している。その結果がだんだん出てきたと思う」とうなずいた。

 ハーフパイプ代表勢も男女計3個のメダルを獲得するなど、今大会の日本選手団をけん引したスノーボード日本代表。日本国内ではメジャースポーツとは言えず、レジャーで楽しむ人口も漸減傾向にあるが、西田コーチは「普通に歩いていても“あ、心椛ちゃん!”とか、メダルを獲っていない選手でも“あ、荻原君!”みたいな感じで有名になって、それに憧れて、小さな子供たちがこうなりたいと思って始めるようなスポーツになってくれたらうれしい」と願った。

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