川副楓馬入門会見 早大大学院出身の安治川親方「早稲田から力士を出すことを一つ目標にしていた」

[ 2026年2月2日 18:59 ]

記念撮影に納まる(左から)早大相撲部の橋本侑京監督、川副楓馬、安治川親方(撮影・前川晋作)
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 大相撲の安治川部屋に入門する早大相撲部4年の川副楓馬(22)が2日、東京都新宿区の早稲田キャンパスで会見を行った。春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査を受検し、前相撲から初土俵を踏む予定。早大相撲部からは、中途退部者を除けば戦前に活躍して1945年(昭20)に引退した元関脇・笠置山以来81年ぶりの力士誕生となる。

 師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は、現役引退後に早大大学院スポーツ科学研究科で相撲部屋の経営などについて学び、の2022年春に修了。おかみの杉野森絵莉さんも早大出身という縁もあり、同部屋と同部は定期的に合同稽古を行うなどの交流があった。川副はかねてプロ入りの意向を示しており、大学1年時から勧誘を続けた安治川親方の熱意に引かれて入門に至った。

 同親方はこの日、早稲田カラーのネクタイを締めて会見に同席。「部屋を興す時に、ぜひ早稲田から力士を出してその力士を関取にすることを一つ目標にしていた」と感慨を込めた。そして「私は早稲田で学ばせていただいたことを胸に部屋を興してやってきています。川副も早稲田で学んだことを胸に、大相撲で上を目指して頑張ってもらいます」と期待を込めた。初場所で新大関優勝を果たした部屋の安青錦(21)と川副は同じ2003年度生まれの“同学年”。同親方は「大関から横綱を目指す状況はなかなかないことなので、近くにいて学ぶことも多いと思う。見て学んで稽古して、関取やさらにその上を目指して」と安青錦に続く関取誕生を望んだ。

 川副は熊本・文徳高時代に全国高校総体団体優勝や個人戦8強などの実績を残して早大に進学。大学時代は3年時から2年間主将を務め、特に団体戦で勝負強さを発揮してきた。1年時には近大の三田大生(現幕下=二子山部屋)を、2年時には日体大の杉本弘樹(のちの学生横綱)を破ったこともある。また学業面でも大学から表彰されるほど優秀で、卒業論文では「相撲の立ち合い」をテーマに白鵬や日馬富士といった横綱と自身の立ち合いの比較研究を行ってきた。相撲部の橋本侑京監督(28)は「大学トップクラスの選手と渡り合う力を付けている。大相撲に行っても活躍できる逸材かなと思っています」と期待を込めて評価。4年間の活躍を「文武両道を体現してくれた選手かなと思います」と労い、大相撲の世界へと送り出した。

 ◇川副 楓馬(かわぞえ・ふうま)2003年(平15)4月8日生まれ、熊本県宇土市出身の22歳。4歳上のいとこ(川副圭太=現三段目・花の富士)の影響で小1から相撲を始め、小6で全日本小学生優勝大会優勝、白鵬杯優勝。鶴城中3年時に全国都道府県中学生大会準優勝。文徳高1年時に、2学年先輩の義ノ富士らとともに全国高校総体で団体優勝。3年時に全国高校総体個人戦8強。早大に進学し、3、4年時に主将を務め、4年時には東日本学生選手権団体戦Aクラス昇格に貢献。1メートル73、150キロ。趣味は映画観賞。座右の銘は「全身全霊」。家族は両親と兄。

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