早大から安治川部屋入門の川副楓馬「全身全霊を懸けて挑戦します」安青錦に「早く追いつけるように」

[ 2026年2月2日 18:58 ]

早大相撲部員たちが作る騎馬の上でポーズを決める川副楓馬(撮影・前川晋作)
Photo By スポニチ

 大相撲の安治川部屋に入門する早大相撲部4年の川副楓馬(22)が2日、東京都新宿区の早稲田キャンパスで会見を行った。春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査を受検し、前相撲から初土俵を踏む予定。早大相撲部からは、中途退部者を除けば戦前に活躍して1945年(昭20)に引退した元関脇・笠置山以来81年ぶりの力士誕生となる。

 川副は緊張した面持ちで会見に臨み「私をこれまで応援してくださった方々に心から感謝を申し上げます。川副楓馬という人間が今こうして立っていられるのは、これまで多くの方々との関わりがあったからです」とまずは感謝の気持ちを述べた。そして「相撲界に入るということは、これまでの学生生活とは比にならないぐらいの覚悟が必要でした。つらいことや大きな壁に当たることも必ずあると思いますが、自分で選んだ以上、全身全霊を懸けて覚悟を持って挑戦します」と決意表明。「力士として、一人の人間として成長できるように、応援してくださる方々に恩返しできるように感謝の気持ちを持って精いっぱい頑張ります」と意気込みを語った。

 初場所で新大関優勝を果たしたウクライナ出身の安青錦(21)とは同じ2003年度生まれの“同学年”。安治川部屋とは定期的に出稽古を行っており、2023年8月には当時デビュー前の安青錦と三番稽古を行った。「本当に強かった。プロの世界の人は違うなと感じたことを覚えています」。昨年6月の東日本学生選手権には安青錦ら安治川部屋の力士たちが応援に駆けつけており「“頑張って”と言ってもらえたことをよく覚えている。“うちの部屋においでよ”とも言ってくれた」と振り返った。そして「お手本だと思うので、早く追いつけるように見習いながら精いっぱい頑張りたい」と兄弟子への憧れの思いを述べた。

 熊本県宇土市出身で、幕内・義ノ富士(24=伊勢ケ浜部屋)や幕下・花岡(23=境川部屋)らは鶴城中―文徳高の先輩。2019年の全国高校総体では一緒にチームを組んで団体優勝を果たした経験もある。「地元の先輩たちが大相撲で活躍していたので、かっこいいなと。僕もその世界に入りたいと思っていた」と角界を志すきっかけにもなった。4歳上のいとこは関取経験者の三段目・花の富士(26=伊勢ケ浜部屋)。「入門すると伝えた時は“とりあえず強くなることだけを考えて上を目指せ”と言ってくれた。本場所でお互い全勝して優勝決定戦できれば」と夢を描いた。

 ◇川副 楓馬(かわぞえ・ふうま)2003年(平15)4月8日生まれ、熊本県宇土市出身の22歳。4歳上のいとこ(川副圭太=現三段目・花の富士)の影響で小1から相撲を始め、小6で全日本小学生優勝大会優勝、白鵬杯優勝。鶴城中3年時に全国都道府県中学生大会準優勝。文徳高1年時に、2学年先輩の義ノ富士らとともに全国高校総体で団体優勝。3年時に全国高校総体個人戦8強。早大に進学し、3、4年時に主将を務め、4年時には東日本学生選手権団体戦Aクラス昇格に貢献。1メートル73、150キロ。学部はスポーツ科学部。卒論のテーマは「相撲の立ち合いについて」。趣味は映画観賞。座右の銘は「全身全霊」。家族は両親と兄。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年2月2日のニュース