【バレー】東レ静岡 26年ホーム初白星 藤中主将は兄弟対決制す

[ 2026年1月12日 04:30 ]

要所でアタックを決める東レ静岡のOH藤中主将
Photo By スポニチ

 SVリーグ8位の東レ静岡がホーム戦の連敗を7で止めるとともに、4位・愛知との今季連敗も4で終止符を打った。しかも、リーグで5戦続いていたフルセットではなく3―1の快勝。26年ホーム初白星を手にした。主将でOH藤中優斗(29)は、相手のOHでプレーした兄・謙也(32)との対決を制し、対角を組んだ新婚で早大の後輩OH重藤トビアス赳(24)とともに、要所で存在感を発揮。チームは順位を1つ上げ、今週末から6位の広島T戦に挑む。

 ようやくホームでの“新年”を迎えた。第4セット24―21。ライトからOPクレーツが豪快なアタックで締めると、S新と抱き合った。地元戦で8連敗を阻止し、5戦続いていたフルセットにもおさらばだ。リーダー藤中のトーンも上がった。前日試合終了後、ファンへのあいさつで「明日は明るい“あけましておめでとう”を言いたい」と宣言。見事実現させ、1870人の観衆を前に「今日は明るくいきたいと思います。あけましておめでとうございます」と声を響かせ、万雷の拍手を浴びた。

 前日は今季初のストレート勝利濃厚から一転、屈辱の逆転負け。しかし、全く引きずっていなかった。第1戦以上に藤中、重藤の“パイプ攻撃”と呼ばれるバックアタックが機能。さらにL武田とともに守備でも相手の強打のサーブに耐えた。MBエイブリルも4本のブロックがヒット。阿部裕太監督(44)が「入りから雰囲気が違っていた」と明かした通り、気持ちでも負けていなかった。

 主将という立場上、藤中は個人的な感情を口にしない。ただ、ネットを挟んで目に入る兄・謙也との攻防には闘志をたぎらせていたはずだ。今季、天皇杯を含め4連敗中。昨年11月3日に敵地に乗り込んだ際には、DJから「小学校時代、兄が凄すぎて口も聞きたくなかったそうです」といったエピソードも紹介されていた。

 2季前まで所属したジェイテクト(現愛知)時代も「(兄がプレーしていたサントリーに)負けることが多かった」とあって、「個人的には勝つことができて良かった」と安堵(あんど)しつつ「あくまでチームとして動いているので、チームが勝つことが一番のうれしさです」と強調した。

 7位上昇。星1つ差で追うT広島ものみ込む。

「SVリーグ」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2026年1月12日のニュース