【高校ラグビー】初出場の慶応志木に注目!早慶の附属・系属校が97年ぶり同時出場 3回戦で対戦なるか

[ 2025年12月27日 04:37 ]

慶応志木主将のSO浅野優心
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 第105回全国高校ラグビー大会は、27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。記念大会のため、従来の51代表に埼玉、千葉、神奈川、愛知、福岡からも第2代表を加えた全56校が出場。創部68年目で初めての花園切符をつかんだ慶応志木(埼玉)は、1回戦で青森山田と対戦する。2大会ぶり9度目の出場となる早実(東京)とともに、早慶の附属・系属校が初めて聖地・花園に並び立つ。

 夢の舞台に初めて挑む。慶応志木は部員43人中31人が高校からラグビーを始めたという初心者。偏差値75を誇りAO入試でも数人しか合格できない難関校のため、有力選手をそろえることは容易ではない。赴任から41年間指揮を執り続ける竹井章監督(64)は「ド素人がやっている感じです」と謙遜するが、全17チーム出場の予選を勝ち抜いてきた実力は本物だ。

 チームをけん引するのは、絶対的主将のSO浅野優心(3年)。ユーティリティープレーヤーとしてディフェンスではコールしやすいCTB、アタックでゴール前に来た時はSHに入るなど複数のポジションをこなす。さらにリーダーシップにも優れており、竹井監督からは「自分で考える能力も高い。大学生でもなかなかいないぐらい出来過ぎ」と絶大な信頼を得ている。初心者が半数以上を占めるチームの中で「全員が同じ方向を向いて進んでいく。自分が先頭に立つ姿を見せて引っ張る」と自覚も十分だ。

 浅野の父・良太氏と、HO猪口翔(1年)の父・拓氏はともに元日本代表。W杯出場経験を持つ2人が臨時コーチとして指導にあたっており、主にラインアウトなどFWの強化に大きな役割を果たしている。さらに、慶大のグラウンドにも毎週1回出向いて合同練習。浅野主将は「大学生はスピード感やコンタクトレベルが違う。一つ上のグレードを体感できる」と“先輩”たちから吸収する学びに充実感を示した。「使えるコネはたくさん使っています」と竹井監督。大学や選手の親も含めた“チーム”一丸で強化してきた。

 今大会には早実も出場する。早大と慶大の附属・系属校が同時出場するのは1928(昭和3)年度以来、実に97年ぶり。当時は花園開催ではなかったため、聖地での早慶そろい踏みは史上初となった。くしくも同じブロックに入り、ともに2回ずつ勝ち進めば3回戦で激突する。両校は開幕を6日後に控えた今月21日に合同練習を行い、健闘を誓い合った。永遠のライバルであり仲間でもある慶応と早稲田。浅野主将は「2つ勝つことをチームの目標に立てている。お互い2つ勝って対戦できたらうれしいので楽しみ」と元日の“早慶戦”を待ち望んだ。

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