【フィギュア】中井亜美 全日本4位で初の五輪切符 練習ノートに5歳から書いた夢かなえた

[ 2025年12月22日 04:59 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2025年12月21日    東京・国立代々木競技場 )

<フィギュア全日本選手権最終日>女子フリー、演技をする中井亜美(撮影・小海途 良幹)
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 夢切符を手中に収めた中井は演技後、苦笑いを浮かべた。冒頭のトリプルアクセルは回転が抜け、2回転となった。それでも、その後は挽回。全てのジャンプを着氷し、スピン、ステップも最高難度のレベル4でそろえた。「今までで一番緊張した。アクセルは失敗したけど、その後は切り替えて演技をまとめられたのは成長」と振り返った。

 振り返ればジュニアとして出場した昨年の全日本は15位。シニア1年目の今季は「こういう立場にいられると思っていなかった」と回顧する。今季スタートは「五輪を意識していなかった」というのも本音。一気に台頭したGPシリーズ、準優勝のファイナルを経験し「自分の立場が分かるようになった」。挑戦者ではなく追いかけられる重圧と向き合えたことが収穫。表彰台に届かなかったが「去年の自分より強くなって帰ってこられた」。緊張から解き放たれ、目に涙が浮かんだ。

 浅田真央さんが銀メダルを獲った10年バンクーバー五輪の映像を見て、運命は変わった。中学から故郷の新潟を離れて千葉県船橋市のトップ養成「MFアカデミー」の門を叩いた。競技を始めた5歳からずっと練習ノートを書き続けてきた。ノートを新調するたびに、表紙の裏ページには決意表明の言葉を書いた。苦しい時に何度も見返す文字がある。「しょうらいのゆめ オリンピックにでること!」――。幼少期に書いた明確な目標を、ついにかなえた。

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