【カーリング】フォルティウスが涙の五輪切符獲得!ノルウェーに前日のリベンジ 日本女子は8大会連続出場

[ 2025年12月11日 09:49 ]

カーリング ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選 第6日 ( 2025年12月10日    カナダ・ケロウナ )

女子日本代表フォルティウスのメンバー
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 女子プレーオフ第1戦が行われ、1次リーグを2位で通過した日本代表のフォルティウスが1位ノルウェーを6―5で破り、悲願のミラノ・コルティナ冬季五輪出場権を獲得した。日本女子はカーリングが正式競技となった98年長野大会から8大会連続出場となった。

 前日の1次リーグ最終戦で今大会初黒星を喫したノルウェーに、リベンジして五輪切符をつかんだ。0―1の第2エンド、スキップ吉村紗也香のドローショットを3人が懸命にスイープして2点。3―3の第5エンドは不利な先攻ながら、ノルウェーに難しいショットを強いる展開で1点をスチールした。第6エンドで相手に1点を取らせて後攻を取り戻すと、5―4で迎えた先攻の第9エンドで再びノルウェーに1点を取らせ、最終第10エンドを絶対有利な後攻で迎える形に持ち込んだ。第10エンドはセカンド小谷優奈とサード小野寺佳歩が相手のガードを徹底して破壊。ノルウェーのラストショットがNo.1を取れずに勝利が決まると、メンバーは涙で抱き合った。

 悲願の五輪切符だった。「北海道銀行」として出場を目指した前回の22年北京五輪。21年の日本代表決定戦で宿敵ロコ・ソラーレに敗れ、日の丸のユニホームを着ることが叶わなかった。同年末には北海道銀行とのスポンサー契約が終了。リードの近江谷杏菜は「本当に何もなくなってしまった」と振り返る。チームで何度も何度も話し合いを重ね、もう一度立ち上がることを決めた。ただ、カーリングを続けるだけじゃない。「世界一を目指す」。そう覚悟を決めた。

 メンバーは貯金を取り崩して生活。海外遠征費はクラウドファンディングで集めた。懸命にカーリングに打ち込む日々。すると、少しずつ応援してくれるスポンサーが増えていった。吉村は言う。「本当にありがたくて。本当に自分たちって幸せなんだなって感じる」。支えてくれた人たちへの感謝の気持ちが、何よりのモチベーションになった。

 どん底を味わったメンバーは、この4年で強くなった。23年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した侍ジャパンのヘッドコーチを務めた白井一幸氏をメンタルコーチとして再度招へい。翌24年には五輪で金、銀、銅メダルを獲得しているカーリング界のレジェンド、ニクラス・エディン氏(スウェーデン)がコーチに就任した。心技体でレベルを上げ、つかんだ五輪切符でもある。

 ただし、目標は五輪出場じゃない。再起した時、メンバーで誓ったのは「世界一」だった。チーム名のフォルティウスは、ラテン語で「より強く」を意味する。それをミラノ・コルティナ冬季五輪の舞台で、体現するつもりだ。

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