【カーリング】女子日本代表フォルティウス 五輪王手 無傷の5連勝でPO進出

[ 2025年12月10日 04:45 ]

カーリング ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選 第4日 ( 2025年12月8日    カナダ・ケロウナ )

女子1次Lでトルコに勝利しプレーオフ進出を決め、手を振るフォルティウスの(左から)吉村、近江谷、小谷、小野寺
Photo By 共同

 男女の1次リーグが行われ、女子日本代表のフォルティウスがトルコを10―5で下し、2試合を残してプレーオフ(PO)進出を決めた。スキップの吉村紗也香(33)を中心に、開幕から無傷の5連勝。1次リーグ上位3チームが進むPOは、1位と2位が1枠目を懸けて戦い、負けたチームと3位が最終1枠を争う。男子代表のSC軽井沢クは韓国に8―5で勝利も、フィリピンに7―9で敗れて通算3勝2敗とした。

 ミラノ・コルティナ冬季五輪切符が、はっきりと見えてきた。勝利が決まると4人はお互いに握手をし、「ナイス~」と言い合って笑顔で喜んだ。難敵トルコを破ってつかんだ5つ目の白星で、PO進出が確定。スキップ吉村=写真は共同=は「攻めの気持ちでスタイルを貫いた。自分たちの戦いをすれば絶対に勝てる」と力強く宣言した。

 トルコは3月の世界選手権で敗れた因縁の相手。前回戦術に付き合って敗れた反省から、ストーン(石)をハウスにためて点を取り合う戦法で挑んだ。3失点した直後、2―3で迎えた第3エンド。前夜に研磨され、曲がりが大きくなった石の特徴をつかんで3点を奪い返す。6―3で迎えた第6エンドは、ハウス中心付近に集めて2点のスチールに成功。第8エンドを終えてトルコが、日本の勝利を認めるコンシードを宣言した。戦術に影響を及ぼす石や氷の変化に対応する柔軟さが光った。

 司令塔の吉村にとって、北海道・常呂高3年だった10年バンクーバー大会から数えて実に5度目の五輪挑戦となる。23年12月に第1子となる長男を出産し、復帰した33歳。「(家族は)頑張ってきてねって背中を押してくれる。行くからにはしっかり結果を出して帰りたい」。海外遠征などで家族と離れる時間が多い分、カーリングに懸ける思いは強い。

 難しい局面が多い最終投を担う中で、両チームトップの94%の成功率。一投ずつつなぐ仲間に感謝し「イメージができている。何が来ても決める自信がある」と笑顔で言った。予選2試合を経て挑むPO。五輪切符をつかみ取るイメージもできている。

 ≪男子SC軽井沢クは痛恨2敗目 3位後退で崖っ縁≫男子代表のSC軽井沢クは格下のフィリピンに痛恨の黒星を喫した。19歳の山本は「非常に悔しい」と涙を流し、スキップの山口は「崖っ縁だが、やるべきことをやるだけ」と言葉を絞り出した。第8エンドに2点をスチールして7―6とリードを奪ったが、残り2エンドで連続失点して力尽きた。3勝2敗の3位に日本を含めた3チームが並ぶ混戦。柳沢は「残りを勝てば、まだ分からない。しっかり修正したい」と前を向いた。

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