【関西大学ラグビー】天理大が不祥事乗り越え2季連続V 京産大を圧倒!全勝も歓喜なし

[ 2025年12月1日 05:30 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第7節   天理大47―15京産大 ( 2025年11月30日    花園ラグビー場 )

<大学ラグビー 天理大・京産大>優勝しスタッフらと一緒に喜ぶ天理大フィフティーン (撮影・奥 調) 
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 最終節の4試合が行われ、天理大が京産大を47―15で下し、2季連続14度目の優勝を飾った。開幕前に部内で起きた不祥事を乗り越え、全勝で頂点に立った。京産大は6勝1敗で2位。同大は立命大を29―19で退け4位に入った。7位の立命大はBリーグ2位との入れ替え戦に回る。3位の関学大までが全国大学選手権に出場する。

 大黒柱が独走トライで締めくくった。後半ロスタイム、自陣22メートル付近で天理大SO上ノ坊が相手のパスをインターセプト。そのまま走りきり、自らゴールも決めてノーサイドを迎えた。ライバルの京産大から計7トライを挙げる大勝劇。ただ、全勝優勝を決めても試合直後に選手が歓喜することはなかった。

 「不祥事を起こしてしまって、リーグ戦に参加できるか分からない状況から始まった。ラグビーができる感謝の気持ち、京産大へのリスペクト。喜ばずに“選手権に向けて頑張るぞ”という気持ちでした」

 共同主将を務める背番号10は仲間の思いを代弁した。6月に当時の部員2人が大麻所持などの麻薬取締法違反の疑いで逮捕。7月末まで活動を停止し、小松節夫監督は職務停止3カ月となった。リーグ戦は出場できるようになったが、その決断に対して大学側には抗議の電話やメールが届いた。

 世間から厳しい目も向けられる中、8月から全体練習を再開した。夏の菅平合宿。再開後最初の対外試合は明大に圧倒されたが、続く帝京大戦でディフェンスに手応えをつかんだ。チームで共有した言葉が「30人の壁」――。一人一人が2人分の仕事量を意識し、鉄壁の守りを最大の強みとしてきた。

 関西王者として臨む大学選手権。上ノ坊は「ラグビーは関東が注目されているけど、関西のプライドもある。チャレンジャーの気持ちを持って、ぶつかっていきたい」と言葉に力を込めた。5季ぶり2度目の日本一へ、ひたむきに戦う。 (西海 康平)

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