【玉ノ井親方 視点】藤ノ川 体格差補う速さと切れ 前に出て動き回る相撲貫いて

[ 2025年11月16日 05:30 ]

大相撲九州場所7日目 ( 2025年11月15日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所7日目>翔猿(左)を押し倒しで破る藤ノ川(撮影・栗木 一考)
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 藤ノ川の相撲はきっぷが良くて、見ていて気持ちが良い。翔猿戦もどんどん前に出て、右を差すと左もねじ込み、体を預けるように押し倒した。大型力士がひしめく幕内の中で1メートル77、120キロは小柄な部類。それでも、どんな力士にもひるまず、真っ向勝負でぶつかっていく。タイプ的には、小さな体で動き回って相手を翻弄(ほんろう)した昭和の名力士、鷲羽山さんをほうふつさせる。

 先場所は負け越したが、入幕3場所目の今場所は幕内の相撲にも慣れ、攻めが速くなった。体格差をスピードと体の切れで補っている。このまま勝ち星を伸ばしていけば、上位とも当てられるだろう。ただ、小さな体でまわしを取りにいったり、投げにこだわるような相撲を取るとケガも増える。前に出て動き回る相撲に徹して、上位陣を引っかき回してもらいたい。(元大関・栃東)

 《初黒星切り替え1敗死守》藤ノ川は1敗を死守した。「立ち合いは差しにいかなかった」と鋭い出足から翔猿を突いた。右を差し、相手が引いてきたところで渡し込むような格好。力強く押し倒して「次につながる相撲だった」と手応えを口にした。初日から5連勝で最高のスタートを切ったが、前日は御嶽海にはたき込まれて初黒星。敗戦を引きずることなく攻め続け、「連敗はしたくなかった。切り替えられた。明日から頑張ります」と力を込めた。

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