【レスリング】凱旋帰国の藤波朱理“チャレンジ成功”で盗難スマホを取り戻す「いい勉強」

[ 2025年10月27日 14:23 ]

U23世界選手権で獲得した金メダルと、一度は盗難され取り戻したスマホを手に笑顔の藤波朱理
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 レスリング女子57キロ級で、階級変更後初の国際大会となったU23世界選手権で優勝した藤波朱理(21=日体大)が27日、大会が行われたセルビアから成田空港に帰国。24年パリ五輪では53キロ級で金メダルを獲得している日本女子レスリング界のエースは、「優勝はうれしいし、五輪以来の海外の舞台に戻ってこられたこともうれしい」と笑顔で話した。

 大会では初戦の2回戦から決勝までの全4試合で、第1ピリオド内で10―0のテクニカルスペリオリティー勝ちを収める圧巻のパフォーマンス。結果以上に本人を満足させているのが試合内容で、「これまではタックルからのポイントばかりだったが、落としてからバックを取ったり、フィジカル強化の成果を感じることができた」と手応えを口にした。

 そんな藤波だが、決勝翌日に他の日本代表選手の応援中、思わぬトラブルに遭ったことを告白した。スタンドの座席で身を乗り出して観戦していたところ、隣の座席に置いていたスマホが盗難被害に遭った。「隣に怪しい男性がいて、気づいた時に携帯がなくて…。もう諦めていた」。復帰戦を飾り心に油断があったのか、「結構あー、マジかとなった。金メダルを獲ったけど、携帯を盗られたかとなっていた」と、一時は気持ちがどん底に落ちた。

 ただ、転んでもタダで起きないのが五輪王者。大会主催者のUWW(国際レスリング連合)関係者に相談したところ、「マットのチャレンジビデオを見たところ、盗んだところがたまたま映っていて、警察が動いてくれて、その人がたまたま近くでランチをしていた。優雅に(笑い)」。容疑者はあえなく御用となり、無事スマホは返ってきたが、その容疑者が「15年間、捕まって(収監されて)いて、3カ月前に出てきた」という元受刑者だから驚きだ。

 レスリングには審判の判定に異議がある時にビデオ判定を要求できるチャレンジシステムがあり、試合マットの周りには通常複数台のビデオカメラが設置されている。試合ではチャレンジ不要の圧勝が多い藤波だが、思わぬトラブルで見事チャレンジに成功し、「凄いですよね。良かったです、返ってきたので。いい勉強になりました。いい収穫です」と笑顔で話した。

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