中村部屋の力士がBR東京に“出稽古” 宮乃風「俊敏さもあって凄い」ラグビー選手の持久力に驚嘆

[ 2025年10月10日 16:41 ]

メディシンボールを持ってPRパディー・ライアン(左)と押し合う中村部屋の宮乃風(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の中村部屋は10日、東京都世田谷区内のグラウンドでラグビー・リーグワン1部のBR東京と合同練習を行った。

 角界屈指のラグビー通としても知られる中村親方(元関脇・嘉風)がBR東京のクラブ・ビジョナリー・オフィサーを務める白崎雄吾氏と親交があった縁から、タンバイ・マットソン・ヘッドコーチの要請を受けて合同練習が実現。アジリティートレーニングを導入するなど相撲界の常識にとらわれない考え方の中村親方は他競技の練習にも興味を示しており「ラグビーは相撲に生かせる動作がたくさんある。走る(瞬発力)、タックル(衝撃)、当たり方(体の使い方)など。ラグビーの練習や知識を取り入れることで力士全体のパフォーマンスが上がると確信している」とコメントした。

 この日は十両・宮乃風(26)、三段目・西御許(にしおもと、20)、寒風山(31)、阿龍(あーろん、22)の4人が参加。朝6時からエアロバイクのトレーニングを約1時間こなし、朝食後の8時からグラウンドでラグビー選手と一緒にタックルやスクラムマシンを押す練習で汗を流した。特に盛り上がったのは、モールの練習。宮乃風(122キロ)、西御許(176キロ)、寒風山(145キロ)の3人でBR東京のFW5人の押しを受け止めた。合計体重は力士たちの方が軽いが、ほとんど押されず。宮乃風は「ぶつかり稽古で残す時のイメージでやった。相撲の残し方は凄いんだなと思った」と自らの強さを再認識していた。さらに「押し方は似ているようで全く違う。ラグビーはつま先立ちで押すけど相撲はかかとをつけて押す」と違いを見いだした上で「低い姿勢のタックルは相撲の立ち合いにもつながる」と学びも得ていた。

 一方、ラグビー選手の運動量や持久力には驚嘆。宮乃風は「動けるし、俊敏さもあって全体的に凄い。バイク漕ぐ練習はぶつかり稽古の倍ぐらいキツかった」と苦笑いしていた。日体大時代は85キロ級で世界選手権5位に入るなど軽量級選手として活躍しており、持久力や俊敏性には自信があったという。しかし角界入り後は力士仕様の肉体改造に励んだため現在の体重は122キロ。それでもまだ力士としては軽量の部類に入るが「もう長い時間(の運動)は苦しい…」と疲れた様子だった。

 また、ラグビー選手たちの練習環境にも驚いていた様子。「栄養管理やリカバリー、メディカルチェックとかを行うサイクルが凄い。相撲はケガが多い競技だけど治療も自己管理なので、チームでやっているのは素晴らしい組織体制だなと思った」と、スポーツ科学的な視点にも刺激を受けていた。

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