ウクライナ出身の小結・安青錦 日本国籍取得視野 将来は「親方に」 新入幕から歴代最長4場所連続2桁

[ 2025年10月10日 05:30 ]

日本外国特派員協会で会見する小結・安青錦
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 大相撲の小結でウクライナ出身の安青錦(21=安治川部屋)が9日、都内の日本外国特派員協会で会見し、将来的に日本国籍を取得する意向を示した。外国人プレスから問われ「相撲は好き。できれば指導もしたいし、親方になれるなら国籍も変えなきゃいけないので。親方になれるんだったらなりたい」と明かした。年寄名跡の取得には日本国籍を有するものに限られると定められている。

 安青錦は母国がロシアからの侵攻を受けたため22年4月に来日。23年秋場所で初土俵を踏むとスピード出世で番付を駆け上がり、今年春場所には所要9場所で新入幕を果たした。低い姿勢を維持する独特のスタイルで活躍し、歴代最長となる新入幕から4場所連続の2桁勝利。次期大関候補として注目される。「入門したときは関取になれる自信はあったが、まさかここまで早く三役になるとは。力士になったからには横綱を目指したい」と力強く語った。

 異国の地で旋風を巻き起こし、世界的にも有名となったウクライナ人。外国人プレスから母国の状況、戦争が起きたときの心境などの質問も飛んだ。故郷のビンニツァには一度も戻っておらず「もちろん帰りたい気持ちはある。昔の知人、友達と会いたいし、子供の頃に行った食べ物屋さんにも行きたい。普通に自分の街で散歩したい」との思いを吐露。戦時下の故郷には「自分の相撲を見て一人でも元気になってほしい」とメッセージを送った。

 ◇年寄名跡を取得した外国出身力士 これまで13人が取得。1984年夏場所で引退し「東関」を取得した米ハワイ出身の元関脇・高見山が第1号。米国出身では元横綱の武蔵丸、元大関・小錦、モンゴル勢の元関脇・旭天鵬、元横綱の白鵬、鶴竜、照ノ富士ら。欧州勢は元大関・琴欧洲、元関脇・碧山のブルガリア勢2人。全員が日本国籍を取得している。

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