【玉ノ井親方 視点】豊昇龍はまわしにこだわらず、攻める気持ちを忘れないことだ

[ 2025年9月19日 19:29 ]

大相撲秋場所6日目   ○豊昇龍(下手投げ)王鵬● ( 2025年9月19日    両国国技館 )

<大相撲 秋場所6日目>王鵬(左)からのど輪を受ける豊昇龍(撮影・松永 柊斗)
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 豊昇龍の鋭い踏み込みからの厳しい攻めが目を引いた。

 過去3勝5敗と分が悪かった王鵬戦。馬力のある相手に間を置いて取ろうとすると、流れが悪くなる可能性があった。そのため休まず攻め続けた。

 右をあてがいながらねじ込むと、左も入れてもろ差しになる。そのまま前に出ながら左から投げを打つ。相手に反撃の隙を1ミリも与えず、力の差を見せつける圧勝だった。

 先場所は左足親指のケガで5日目から休場した。ただ、その後は順調に回復し、夏巡業には途中から合流して最終日まで参加を続けた。

 今場所前も良い調整ができたようで、初日から良い動きを見せている。

 その好調の要因として見逃せないのが、大の里の存在だ。1人横綱だと、どうしても責任が増して重圧も大きくなるが、東西に横綱がいると競い合う形になり、精神的にも張り合いが出る。

 その大の里は4日目に伯桜鵬に敗れたものの好調を維持。この日も熱海富士に横綱相撲で快勝した。

 両横綱がこのまま引っ張る展開になれば、後半戦はさらに面白くなる。ただ、豊昇龍は大の里のように体が恵まれているわけではない。順調に白星を積み上げていくには、まわしにこだわらず、この日のように鋭い踏み込みから、厳しく攻め続ける気持ちを忘れないことだ。(元大関・栃東)

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